DLCコーティング装置・表面処理・薄膜分析のナノテック株式会社

薄膜評価テスト用テストピース

各種薄膜試験機の開発・製造・販売を行っております。
お客様のニーズに合わせた試験機の開発も行います。詳しくはお問い合わせください。

消耗品

薄膜評価テスト用テストピース

ダイヤモンドスラリーとボール

ボールSUJ2材 φ20mm
ボールSUJ2材 φ30mm
ダイヤモンドスラリー 粒径1.0μm(100cc)
SUJ2材ボールセット φ10・15・20・25・30mm各1個 新製品
ダイヤモンド圧子

消耗品
スクラッチ試験用
国産ダイヤモンド圧子 0.2mm(200μm)
全品検査済み。
Anton Paar 社製Revetest スクラッチ試験機 取り付け可
CSM 社製Revetest スクラッチ試験機 取り付け可
CSEM社製Revetest スクラッチ試験機 取り付け可

A.DLC基準片


スクラッチ試験用圧子の検品(先端の摩耗状態の確認)に使用します。

○膜種:DLC(約1μm)
○基材:NK4(SKH4相当)
○サイズ:8 ×12×160mm

B.四角型テストピース(10個入り/1ケース)

表面仕上:ダイヤモンドラッピング Ra<0.3μm

1.【超硬合金】 販売単位10個入り/1ケース  形状:13×13×5mm
材種名:TH10(K10種相当品)硬度:92.0HRA
粒子径:1.3μm抵抗力:160kg/mm2

2.【SKH51】 販売単位10個入り/1ケース 形状:13×13×5mm Rz≦0.2μm
硬度:62~64HRC

3.【SKD11】 販売単位10個入り/1ケース 形状:12×12×5mm
硬度:58~61HRC

4.【SKD61】 販売単位10個入り/1ケース 形状:12×12×5mm
硬度:50~53HRC

5.【SUJ2】 販売単位10個入り/1ケース 形状:12×12×5mm
硬度:58~60HRC

C.丸型テストピース(10個入り/1ケース)

表面仕上:ダイヤモンドラッピング Ra<0.3μm

1.【超硬合金】 販売単位10個入り/1ケース形状:φ25×5mm
材種名:TH10(K10種相当品)硬度:92.0HRA

2.【SKH51】 販売単位10個入り/1ケース  形状:φ20×5mm  Rz≦0.2μm
硬度:61~64HRC

3.【SKD11】 販売単位10個入り/1ケース 形状:φ20×5mm
硬度:58~61HRC

4.【SUJ2】 販売単位10個入り/1ケース 形状:φ20×5mm Rz≦0.2μm
硬度:58~60HRC

消耗品リスト
品名
スクラッチ試験用ダイヤモンド圧子 R=0.8mm
スクラッチ試験用ダイヤモンド圧子 R=0.4mm
スクラッチ試験用ダイヤモンド圧子 R=0.2mm
スクラッチ試験用ダイヤモンド圧子 R=0.1mm
スクラッチ試験用ダイヤモンド圧子 R=0.05mm
スクラッチ試験用 DLC試験片
アルミナAl2O3材 ボール Ø1/4” 100個
アルミナAl2O3材 ボール Ø3/8” 10個
シリコンカーバイドSiC材     ボール Ø6mm   5個
超硬WC材  ボール Ø6mm   20個
SUJ2材   ボール Ø6mm 1000個
SUS440C材 ボール Ø6mm  500個
SUS304材  ボール Ø6mm  500個
SUJ2材    ボール  Ø20mm   1個
SUJ2材    ボール  Ø30mm   1個
ダイヤモンドスラリー 粒径1.0μm   1本
オートクレーター用先端シャフト
超硬WC材 四角型テストピース 形状:13x13x5mm(±0.5mm) 10個
超硬WC材 丸型テストピース   形状:Ø25x5mm(±0.5mm)  10個
SKH51材  四角型テストピース 形状:13x13x5mm(±0.5mm) 10個
SKH51材  丸型テストピース   形状:Ø20x5mm(±0.5mm)  10個
SKD11材  四角型テストピース 形状:12x12x5mm(±0.5mm) 10個
SKD11材  丸型テストピース   形状:Ø20x5mm(±0.5mm)  10個
SKD61材  四角型テストピース 形状:12x12x5mm(±0.5mm) 10個
SUJ2材   四角型テストピース 形状:12x12x5mm(±0.5mm) 10個
SUJ2材  丸型テストピース 形状:φ20x5mm(±0.5mm) 10個
【用語説明】
・超硬TH-10とは
超硬合金TH-10は、優れた機械的特性を持つ材料として広く認識されています。この超硬合金は、高温環境下でも高い硬度と強度を維持する能力があり、特に切削工具や耐摩耗部品としての使用においてその性能を発揮します。超硬合金Th-10の主成分には、タングステン炭化物(WC)が含まれており、これにコバルト(Co)やその他の金属が添加されています。この組成により、超硬合金TH-10は非常に高い硬度と耐摩耗性を実現し、過酷な作業環境でもその特性を維持します。
超硬合金TH-10の高硬度は、通常の工具鋼よりもはるかに高く、長寿命を実現します。また、耐摩耗性に優れているため、切削工具やドリルビットなどの用途に最適です。高温硬さも特徴の一つであり、高温環境でも硬度を保つため、高速切削や高温作業においても信頼性の高い性能を提供します。さらに、強度と靭性も兼ね備えており、破損や欠けに強いため、長期間にわたって安定した性能を発揮します。
この超硬合金TH-10は、ドリルビット、エンドミル、フライスカッターなどの切削工具として広く使用されています。これらの工具は、高速切削や精密加工においてその優れた特性を発揮し、効率的な作業をサポートします。また、ダイスやパンチなどの耐摩耗部品にも適しており、高摩耗環境での使用においても優れた耐久性を提供します。さらに、熱間作業工具としても利用されており、高温環境での作業においても安定した性能を発揮します。
加えて、超硬合金TH-10は金型への利用にも非常に適しています。金型は高い精度と耐久性が求められるため、超硬合金Th-10の高硬度と耐摩耗性は最適な特性を提供します。これにより、金型の寿命が延び、メンテナンスの頻度が減少し、全体の生産効率が向上します。
・SKH51とは
SKH51は高速度工具鋼の一種で、高温環境下での硬度保持能力に優れた素材です。この素材は、高温環境下でも優れた硬度を維持する能力を持ち、特に切削工具としてその特性を発揮します。SKH51の主な特徴としては、耐摩耗性、耐熱性、および優れた靭性が挙げられます。これらの特性により、長期間の使用においてもその性能が劣化しにくいことが保証されています。
SKH51は、切削工具の材料として広く使用されており、具体的にはドリルビット、フライスカッター、ノコギリ刃などに利用されます。これらの工具は、高速切削や高負荷条件下での使用においても優れた性能を発揮します。さらに、成形工具や押出工具にも適しており、その用途は非常に広範です。
この素材の優れた性能は、その化学成分によるものです。炭素、タングステン、モリブデン、バナジウム、クロムといった元素が含まれており、これらが組み合わさることで、SKH51は高い硬度と耐摩耗性を実現しています。炭素は硬度を提供し、タングステンとモリブデンは耐摩耗性を向上させ、バナジウムは粒子の微細化を促進し、クロムは耐腐食性を向上させます。
熱処理においては、SKH51は焼入れと焼戻しのプロセスを経て、その優れた特性を引き出します。焼入れでは、高温で加熱し、適切な硬度を得るために急冷します。続いて行われる焼戻しでは、中温で加熱し、素材の靭性を確保するために行います。これにより、安定した性能を維持することができます。
・SKD11とは
SKD11は、冷間金型用合金工具鋼の一つであり、その特徴と性質から広く利用されています。SKD11は、SKS系と比較して炭素とクロムの含有量が高いため、耐摩耗性に優れています。主にゲージ、ネジ転造ダイス、金型刃物、フォーミングロール、プレス金型などに用いられることが多いです。
SKD11の特性として、焼入れ性が良好である点が挙げられます。これは、空冷や真空ガス冷焼入れに適しており、焼入れ歪みが非常に小さいため、精密な金型にも使用されます。SKS3と比較すると、SKD11は被削性が劣りますが、その耐摩耗性は大きな利点となります。
また、SKD11はSS400と比較してモリブデンを含むため、熱伝導率が低くなっています。このことから、SKD11は熱処理後の寸法安定性にも優れています。さらに、SKD11はクロム、モリブデン、バナジウムを含むため、ややコストが高くなりますが、SKD系の中では比較的入手しやすい材質です。
化学成分についてもSKD11はバランスが取れており、その成分組成により、耐摩耗性と靭性の両方を兼ね備えています。SKD11の熱処理条件についても、適切な温度と冷却方法により高い硬度を実現することが可能です。
・SUJ2とは
SUJ2は、高炭素クロム軸受鋼として知られており、特に優れた耐摩耗性と硬度を持つ材料です。SUJ2は、ボールベアリング、ローラーベアリング、ニードルベアリングなどの軸受部品に広く使用されています。SUJ2の特性により、高い精度と信頼性を要求される機械部品での使用が一般的です。
SUJ2は、その化学成分により優れた機械的特性を実現しています。SUJ2には、炭素、クロム、マンガン、シリコンなどが含まれており、これらの元素が組み合わさることで、SUJ2は高い硬度と耐摩耗性を発揮します。炭素は硬度を提供し、クロムは耐食性と硬度を向上させます。これにより、SUJ2は高負荷条件下でも安定した性能を発揮します。
SUJ2のもう一つの重要な特性は、その熱処理特性です。SUJ2は、焼入れと焼戻しによってその機械的特性を最適化することができます。焼入れでは、SUJ2は高温で加熱され、急速に冷却されることで高い硬度を得ます。続いて行われる焼戻しでは、適切な温度で再加熱することで、SUJ2の靭性を向上させ、内部応力を緩和します。これにより、SUJ2は優れた耐久性と靭性を持つ材料となります。
SUJ2は、自動車産業や精密機械産業で広く使用されています。例えば、自動車のエンジン部品やトランスミッション部品、軸受などにSUJ2が使用され、その高い耐摩耗性と硬度により、長期間にわたって信頼性の高い性能を提供します。また、精密機械産業では、高精度を要求される機械部品にSUJ2が使用され、その安定した特性が高評価を得ています。

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