DLCコーティング装置・表面処理・薄膜分析のナノテック株式会社

オートクレーター 簡易膜厚測定用研磨機

ナノテック製 簡易膜厚測定用研磨機のオートクレーターは、回転する鋼球で試料を研磨し、研磨痕の測長した結果を元に、ISO26423に記載された計算方法を用いて膜厚を算出致します。
なお、本試験機で膜厚を測定するためには、別途研磨痕が測長できる顕微鏡等が必要となります。
また、オートクレーターによる受託分析も提供しております。
お客様のニーズに合わせた試験機の開発も行います。詳しくはお問い合わせください。
ISO26423:Determination of coating thickness by crater grinding method


  ※写真のアクリルカバーはオプションです。

測定事例 TiNコーティングテストピース

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オートクレーターの特徴

試料調整が不要

断面作成のための、切断・研磨・樹脂包埋などの試料調整は不要です。
成膜された試料をそのまま測定できます。

多層膜の評価が可能

薬品処理などにより、膜の組成の変化を色調の違いとして変化させる事により、
各層毎の膜厚を評価できます。

適用事例

TiN、CrN、TiAlN、TiCN等、DLC、メッキ、これらの多層膜

測定原理 及び 原理

手順1

はじめにダイヤモンドスラリーを滴下し、回転する鋼球で試料表面を研磨します。

手順2

次に、作成された研磨痕を観察し、
上図のX とY の距離を測長します。

手順3

測長したX とY 及び、研磨で使用したボールの半径から、上記の式を元に膜厚を算出します。

仕様

シャフト回転速度 100 ~ 3,000 rpm
設定可能な回転時間 1 秒 ~ 60 分
最大試料サイズ φ40mm
付属品 ダイヤモンドスラリー受け皿
シャフト交換用スパナ2本
ボールセット
ダイヤモンドスラリー
取扱説明書
オプション アクリルカバー

消耗品

オートクレーターでの研磨に際し、下記が消耗品として必要となります。
・ダイヤモンドスラリー
・ボール
・オートクレーター用先端シャフト

弊社では各種消耗品も販売しております

消耗品について詳しくはこちら

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