環境試験
恒温恒湿槽による環境試験
恒温恒湿槽とは
近年は、夏場には⾮常に⾼い気温になる場合があります。そのため屋外の温度で製品が溶けたり変形したりするリスクが以前よりも⾼まっています。
環境試験を⾏うことは製品や表⾯処理、材料の特性を把握し安全に利⽤するために重要です。
恒温恒湿槽は、温度や湿度を制御した環境を槽内に作り出し、対象の部材が安定して利⽤できるか確認することができます。
環境試験、耐久性試験、量産品の検査、⼤型機器・部材評価。
試験方法
試験⽅法は、サンプルや製品を恒温恒湿槽内に設置し、扉を閉めた環境内を所定の温度−35〜+80℃、湿度30〜95%で制御します。
サイクル試験や⻑時間の試験も可能です。
また、スクラッチ試験や硬さ試験等と組み合わせて試験も可能です。
適用範囲
大型恒温恒湿槽 製品名: AR12-408Y-DP2B0 メーカー: アイテック 温度範囲: −35〜+80℃ 湿度範囲: 30〜95% (at 20〜80℃) 槽内⼨法: 2000W×2500D×2000H ⼊⼝間⼝: 1200W×1850H 被試験品の動作確認などは要相談。 |
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測定事例
70 ℃に設定した場合の加熱と冷却の事例を⽰します。温度制御は時間に対するデータとして提出可能です。
また、湿度も制御可能です。加湿と減湿時の例を⽰します。
90%以上まで加湿した時の事例を⽰します。減湿も可能なため30%程度まで下げた場合の環境試験も⾏えます。
=⽤途例=
医療関連器具・機器、机、椅⼦、遊具、量産部品の全品環境試験、⾃動⾞・機械部品材料の評価、鉄鋼関連部材評価、各種表⾯処理(DLC、TiN、CrN、Crメッキ、Niメッキ)、アルミナ、窒化ケイ素、SiC、Cu、プラスチック等