アルミニウム合金 ICFコーティング
コスト削減、省エネ、耐久性、寿命向上に役立つDLCとICFコーティングでお客様のニーズに合わせた表面処理を少量サンプル試作から大量生産の受託加工を行っています。
コーティング受託加工
アルミニウム合金用 ICF
アルミニウム合金への耐摩耗
最適中間層設計により、各種アルミニウム合金に適合したICFコーティングを可能にしました。A1050、A2017、A2024、A4032、A5052、A5083、A6061、A6N01、A7075に関して、最適中間層の設計を行うことが可能です。 |
従来のDLCとアルミニウム合金用ICFの摩擦摩耗試験結果の比較
従来のDLCコーティングは、アルミニウム合金に対して密着力を良くすることが困難でした。
アルミニウム合金は酸化しやすく、また多様な元素を含有するため、DLC薄膜と基材との界面に最適な中間層を選定することが重要です。
下図に示すように、各種のアルミニウム合金に最適中間層設計を行ったアルミニウム合金用ICFは、高い耐久性を維持することができます。他の各種アルミニウム合金に関しても最適設計を行うことができます。
(a) 摺動距離と摩擦係数
一例として、下図にA6061合金へ成膜した従来DLCとアルミニウム合金用ICFの摩擦摩耗試験結果の比較を示します。
従来DLC(226m摺動後) | Al合金用ICF(12400m摺動後) |
用途
航空機用材、船舶、自動車部品
アルミニウム製金型、各種摺動部品等
仕様
硬度 | HV1,800~2,500(ナノインデンテーション法) |
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摩擦係数 | 0.1 |
適用材質 | A1050,A2017,A2024,A4032, A5052,A5083,A6061,A6N01,A7075 |
膜厚 | 1μm |
※上記の値は、コーティング品の形状、材質等で若干の変動があります。